【(2)コンピュータ】→ テクノロジーで解決できることを見極める

アマゾンでは、コンピュータがやってくれることはコンピュータにやってもらえば良いと割り切っています。例えば、レポートのグラフ作成。これは、誰かが時間をかけてつくっているわけではなく、データベースの数字をもとに、コンピュータソフトが自動成形してくれます。

佐藤将之『1日のタスクが1時間で片づく アマゾンのスピード仕事術』(KADOKAWA)

今後、「作業」と呼ばれる類いの仕事は、コンピュータが行うようになるでしょう。そして、AI(人工知能)の発達により、人間が現在行っている仕事の大半は「コンピュータにやってもらったほうが、大量にできて、高速で、精度も高い」という時代は必ず訪れます。

つまりこれからの時代、人間は人間にしかできない、知的創造性にあふれた仕事にどんどん注力すべきなのです。

現在、計算やデータ作成などのように「人間でなくてもできる」という作業は、すでにたくさん存在しています。このような“仕分け”を今のうちからクセにして、自動化できる仕組みや方法を模索していきましょう。そうして、来るべきAI時代でも生き残る会社・人材へと成長することができるのです。

佐藤将之(さとう・まさゆき)
企業成長支援アドバイザー
セガ・エンタープライゼスを経て、アマゾンジャパンの立ち上げメンバーとして2000年7月に入社。オペレーション部門のディレクターとして国内最大級の物流ネットワークの発展に寄与する。2016年退社。現在は、経営コンサルタントとして企業の成長支援を中心に活動中。
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