かけっこで教えたい3つの「コツ」
スポーツが苦手な親御さんにとって、子どもに「運動を教える」というのは、うまく教えられる自信もなく、気が重いものですよね。
そんなときこそ「コツ」です!
たとえば、かけっこの場合だと、次の3つのコツを子どもにやらせてみます。
(1)ひじを大きく後ろに引く
(2)太ももを腰の高さまで突きあげる
(3)前傾姿勢でゴールを見る
(2)太ももを腰の高さまで突きあげる
(3)前傾姿勢でゴールを見る
そのなかで上手にできたところ、やりやすかったところを子どもに聞いてみて、さらにそれをやらせてみます。すると、子どもも「できる」ことで自信がつき、やる気になります。
逆に、本人がやりにくいと思っているところをやろうとすると、簡単にはできないので、新しい技やレベルに挑戦する段階になかなか進めません。先に、やりやすいところをクリアさせてから、やりにくいところに挑戦させる順番がおすすめです。
「できる」経験で自信をつける
運動が「できる」ようになる最短の方法は、運動の「コツ」をつかむことと、「できる」経験をたくさん積んで自信をつけ、新たな技や種目に挑戦する意欲を燃やすことだと、私は考えています。
運動ができる親御さんの場合、「できて当たり前」と思っている節が強く、子どものがんばりを容易に認められないようです。
でも、まずは今できていることや得意なことをたくさんほめてあげてほしいと思います。ボールを投げていることだってすごいこと。お子さんが今できている「当たり前」のことも、実は幼少期の自分はできていなかったかもしれません。
すると、だんだんと温かい気持ちになって、お子さんにゆとりを持って接することができるようになるでしょう。