「一番目はお金、二番目は外見、三番目が内面」

若妻(仮にSとする)の経歴にも謎が多い。北海道札幌市の生まれで、高校時代から派手で、卒業後、美容専門学校に通っていたが、ホスト通いなど分不相応な生活をしていたと報じられている。

『週刊文春』(6/21号、以下『文春』)によると、16年の冬に、都内の交際クラブに登録していて、将来留学したいといっていたそうだ。

Sのお客の優先順位は「一番目はお金、二番目は外見、三番目が内面」と、野崎氏にSを紹介した人間が語っている。

高給デリヘルでも働いていたという話がある。一時、AVにも出ていて、野崎氏の会社の社員たちは、ネットにあるそのAV動画をスマホにダウンロードしていたが、警察に押収されてしまったそうである。

野崎氏は妻がAVに出ていたのは知らなかった、否、それを知って離婚しようとしていたという2通りの説がある。

Sを一目見て野崎氏はぞっこんだったそうだ。自著『紀州のドン・ファン 野望篇』(講談社、以下『野望篇』)で、「キミと結婚できなかったらボクはここから飛び降りますよ」と京都・清水寺で飛び降りるしぐさまでして見せたと書いている。

「腹上死する危険もありますが、それで天国へ行けたら本望」

それでも「ボクの最後の女性になってくれ」というプロポーズにうなずいてくれた彼女を、市役所に連れて行って電撃入籍した。野崎氏にとって3度目の結婚になる。

本の中で彼女をこう表現している。「コロコロと水を弾く張りのある白い肌。北海道出身というだけあって白磁のような肌で、吸いつくようなモチ肌であります。ペッタンペッタンとベッドの上での餅つき大会も楽しいものです。

汚れを知らないピンクの谷間からウイスキーの語源ともなっている命の水、ウスケボーがコンコンと湧きだすのを口にするのが、若さを保つ秘訣だと確信しています」

本当にできるのか? そんな失礼な質問にも、「ええ、日に3回はノルマですから」と答え、バイアグラなどのED薬も使っていないという。おもに飲んでいるのはネットで購入している「カイコ冬虫夏草」というものだそうだ。死ぬまでSEXを目指している方は試してみたらいかがか。

「ハッスルしすぎて腹上死する危険もありますが、それで天国へ行けたら本望だと達観する毎日です。彼女も、一緒に『行く行く』と同意してくれていますから」

こんな能天気なことを書いていた野崎氏だが、まさか新妻の腹の上ではなく、覚醒剤で死ぬとは思っていなかっただろう。