▼第2条「生活スタイルを変えない」
不倫がバレるのは、配偶者の何気ない変化です。わかりやすい例は、スマートフォンをチェックする頻度が増えた場合でしょう。夜間や休日にスマートフォンを見る機会が増えれば、確実に疑われます。W不倫なら、「土日は連絡を取り合わない」というルールが成り立つかもしれませんが、不倫相手が未婚の場合、そうはいきません。家庭があると分かっていても「もっとまめに連絡してほしい」あるいは「土日にメールして困らせたい」といった心理が働くものです。休日のメールなどは無視を決め込む覚悟が必要です。
嗜好が急に変わるのも疑われる原因となります。不倫相手との話題づくりのために、以前は見なかったテレビ番組をチェックする、服装の趣味が変わるなど、疑いをかけられかねない行動です。そして日常会話にも注意が必要です。配偶者とは足を運ばない場所に行ったことなどうっかり家庭でもらしてしまえば、「怪しい」と悟られてしまうでしょう。
▼第3条「配偶者を大切にする」
もし不倫関係を続けたいなら、配偶者を大切にすることがとても重要です。そもそも不倫をしている段階で既に配偶者を裏切っているのですが、配偶者を幸せにできない人は不倫する資格もありません。配偶者を大切にしていれば、「不倫を疑われる」リスクを減じられます。もし不倫を続けたいのであれば、まず日頃から配偶者を大切にして、余計な疑いをかけられないようにしておくことが必要です。夫婦間に信頼関係があれば、スマートフォンや行動をチェックされることもないはずです。
仮に不倫がバレても、離婚する気がないのなら、最配偶者が一番大切だと、誠意をもって説明すべきでしょう。「自分の存在は何だったんだ」とショックに感じたとしても、「でも、私は本当に大切にされている」という思いがあれば、許してもらえる余地もあるかもしれません。配偶者のプライドを傷つけないよう、最善の努力は必須です。
▼第4条「恋人(不倫相手)も大切に」
同時に不倫相手も大切にする必要があります。相手が未婚の場合、「家族のことばかり優先して」といった不満がたまることが多いようです。そうした不満を告げられるうちに、既婚者側が嫌になり、別れを切り出し、未婚者側が逆上するパターンも少なくありません。こうした事にならないためにも、日頃から恋人の気持ちを思いやって大切にする必要があるのです。「不倫」は、既に配偶者に対しては不誠実を働いていることになりますが、関係を結んだ以上、配偶者にも、不倫相手にも、できるだけ誠実に接するべきです。そうすれば、恋人と別れるときも、トラブルのリスクを減らせる可能性が高くなります。不倫を解消したいと考えたとしても、別れを切り出すタイミングを見極める必要があります。特に「不倫関係にあった未婚者が既婚者に捨てられる」という構図は、立場の弱い未婚者にとっては酷な状況です。既婚者側が別れたいのなら、相手の未婚者に「捨てられる」という印象を持たれないようにすることが重要です。