車1台分の差を生む返済期間の短縮
「住宅ローンのボーナス併用払いは、月払いのみのときよりも総返済額が増える。それに、ボーナスがもらえなくなったときのことを考えると、リスクが高くて手を出すことができない――」。マネー誌や住宅情報誌を開くと、このような記事をよく見かける。いまや“定説”となったような趣すらある。
3000万円を金利3%・35年返済で借りたとする。月払いのみの場合、毎月の返済額が11万5455円で、総返済額は4849万1100円。一方、総額の1割に当たる300万円分をボーナスで返済していったら、月々10万3909円、ボーナス時には6万9517円返済し、その総額は4850万7970円となる。確かにボーナス併用のほうが1万6870円ほど負担が大きくなる。
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