メーカーに依存しないコンピュータシステムのコンサルティングや開発で独自の境地を開拓するフューチャーアーキテクトの創業者で現会長の金丸恭文氏も、野間口氏と同じ薩摩隼人の血筋を引いている。西南の役で西郷隆盛と一緒に戦った先祖を持つ。金丸会長は生まれこそ大阪だが、人格形成で重要な中学校から高校までの時期を父親の故郷である鹿児島市で過ごした。

金丸恭文●フューチャーアーキテクト会長
1954年生まれ。神戸大学工学部卒業。TKC、ロジック・システムズ・インターナショナル勤務などを経て、89年にフューチャーシステムコンサルティング(現在のフューチャーアーキテクト)を設立。また、経済同友会副代表幹事、金融審議会委員などの公職も務めている。
1954年生まれ。神戸大学工学部卒業。TKC、ロジック・システムズ・インターナショナル勤務などを経て、89年にフューチャーシステムコンサルティング(現在のフューチャーアーキテクト)を設立。また、経済同友会副代表幹事、金融審議会委員などの公職も務めている。
チャレンジ精神に富み、豪胆で元気な人物を数多く輩出する薩摩独特の気風を「ぼっけもん」という。そうした気風を全身に浴びながら育った金丸会長だからこそ、89年に35歳の若さで起業し、08年度実績で売上高281億円、営業利益26億円という東証一部上場会社へ育てられたのだろう。また、金丸会長は経済同友会の副代表幹事として日本経済の舵取りも担っている。
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