暴言を連発するキワモノ候補に熱狂する人々
今回のアメリカ大統領選挙では、かつてない異変が起きている。最大の波乱要因は共和党の大統領候補であるドナルド・トランプ氏だ。
不動産会社トランプ・オーガナイゼーションの会長兼CEOで“不動産王”と呼ばれるトランプ氏が共和党からの出馬を発表したのは昨年6月。当初から米国内の不法移民1100万人の強制送還を公約に掲げ、「メキシコとの国境に壁をつくる。費用はメキシコに負担させる」「イスラム教徒の全面入国禁止」などと暴言を連発して、熱狂と批判の渦を生み出してきた。しかし、実業家だけに自己宣伝には長けていても、しょせんは政治の素人。「トランプ旋風はそのうち収まって、予備選が始まれば撤退するだろう」というのがプロの政治アナリストの大方の見方だった。
共和党で首位に立つドナルド・トランプ候補。(写真=AFLO)
ところが支持率トップのまま本選挙の年を迎え、序盤の山場といわれるスーパー・チューズデー(多くの州で一斉に予備選挙や党員集会が行われる)では、11の州のうち7州でトランプ氏が勝利を収めて、共和党の大統領候補指名レースで俄然優位に立っている。
ここから先は有料会員限定です。
登録すると今すぐ全文と関連記事が読めます。
(最初の7日間無料・無料期間内はいつでも解約可)
プレジデントオンライン有料会員の4つの特典
- 広告非表示で快適な閲覧
- 雑誌『プレジデント』が最新号から読み放題
- ビジネスに役立つ学びの動画が見放題
- 会員限定オンラインイベント
