[03]文字のメリハリ
一般的に図解というと、グラフや図版などを想像しますが「文字」も大きなサイズにしたり、配色に工夫したりすることで見る者にインパクトを与えることができます。TEDでもその戦略をとる人は少なくありません。
ソフトバンクの孫正義社長も決算発表などの報告書のなかで、理念や目標をでかでかと掲げるページをつくっています。それが人々の記憶に残ると戦略的に考えているに違いありません。
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▼視線を誘導!大きな文字・数字も図解の一つ
画像のようにTEDのプレゼンでは、キーとなる言葉や数字を、かなり大きな字体でスライドに映すことがしばしばある。文字も図解の一つです、と語る清水氏によれば、「長文では読解の労力を相手に強いることになるが、単語や単文であれば読み違えるリスクが減る一方、インパクトは増します。また、字体を大きくすることで視線をそこに誘導できる」。
▼応用すると……
今の時代、エクセルやパワーポイントなどを駆使することで簡単に図を作成できるが、かえってあれこれ盛り込みすぎて複雑で理解が難しいものも多い。そんな場合、「文字のみ」は意外な効果を発揮するのだ。
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