>>【前編:首都圏】http://president.jp/articles/-/16799

余力を期待できる地域のひとつが西日本だ。ここでは都市部の危機的な状況をみるために近畿圏で評価しているが、京都府や和歌山県には比較的、恵まれた地域があることがわかる。医療に関しては、全域で首都圏より余裕があり、最高レベルの「V」に該当する地域はない。しかし楽観視はできない。首都圏と同じくベッドタウンとなっている地域や工業団地があり多くの労働者を抱えている地域などは、人口構成が比較的若く、高齢化が進めば医療や介護は急速に逼迫してくるだろう。