「加齢による物忘れ」と「認知症による物忘れ」は全く違う。職場の同僚の発言に「?」となったら、迷わず検査を受けさせよう。「自分はボケてない」との思い込みが「手遅れ」を招くのだ。

※「認知症の新事実」第1回はこちら(http://president.jp/articles/-/16181)

※第2回はこちら(http://president.jp/articles/-/16183)

まずは認知症の初期症状をチェック

チェック項目があてはまるようであれば医師に相談してください。(このチェックは、あくまで目安ですので、必ずしも認知症と診断されるわけではありません)

□同じことを言ったり、聞いたりする。
□置き忘れや、しまい忘れが目立ってきた。
□物の名前が出てこなくなった。
□薬の管理ができなくなった。
□以前はあった関心や興味が失われた。
□だらしなくなった。
□日課をしなくなった。
□時間や場所の感覚が不確かになった。
□慣れたところで道に迷った。
□財布などを盗まれたという。
□ささいなことで怒りっぽくなった。
□蛇口、ガス栓の閉め忘れ、火の用心ができなくなった。
□複雑なテレビドラマが理解できない。
□料理の手順が悪くなった。
□機械の操作が覚えられない、使いこなせない、使い方を忘れる。
□思考が遅くなった、判断力が落ちた。
□夜中に急に起き出して騒いだ。
□幻覚を見る。

出典:「国立長寿医療研究センターもの忘れ外来で使われているチェックリスト」を基にプレジデント編集部で作成