人生を成功させる8つの法則とは

以前の記事で、成功哲学本を読むだけの人がなぜうまくいかないのか、また、古今東西の成功哲学本を統計分析した結果、導きだされた成功するための「8つの法則」(下記)をご紹介しました(参照記事:世界の「成功哲学」名著50冊徹底調査で判明した「8つの習慣」 http://president.jp/articles/-/14235)。

▼50冊の成功哲学本内の頻出文言ベスト8(8つの習慣)

(1)成功をイメージする。言葉に出す 
(2)楽観的になる・ポジティブになる
(3)自分の直感や内なる声に従う
(4)他人に与える・奉仕する
(5)人生の目標や目的をはっきりさせる
(6)他人に思いやりを持つ、許す
(7)楽しいこと、楽しい仕事に取り組む
(8)自分の価値観・求めているものを知る

前回は、上記(1)~(4)の法則の解説と、法則を身に付けるために習慣化するとよいと思われることをご紹介しました(参照記事:「成功哲学」ロングセラー50冊が口をそろえる、「些細なことだけど大切なこと」http://president.jp/articles/-/14311)。

今回はそれに引き続き、「8つの法則」の(5)~(8)に関して説明します。名著に掲載されている参考名著も記しておきます。なお、今回も執筆にあたり、自己啓発書の統計分析を行っている高田晋一氏から情報提供をいただきました。

(5)人生の目標や目的をはっきりさせる 掲載数:12冊/50冊(24%)

*掲載数とは、統計分析した名著50冊のうち該当する「文言」が登場した本の数

自分の人生で夢や目的など自分軸がはっきりしている人は、目先の目標に一喜一憂せず愚直に頑張り続けられるものです。大きな方向性を明確にするためにも、人生も目標・目的を明確にすることは有効です。

▼習慣化するとよいこと

・人生でやりたいことリストをつくる
・自分が世の中に残したいモノ、貢献を明確にする
・そのために何をするのかを文章化した、「ビジョン・ステイメント」を作る

上記の内容を詳しく記した名著には次の通りです。(一部)

『7つの習慣』(スティーブン・R. コヴィー)
『成功と幸せのための4つのエネルギー管理術』(ジム・レーヤー/トニー・シュワルツ)
『フロー体験 喜びの現象学』(ミハイ・チクセントミハイ)
『人間知の心理学』(アルフレッド・アドラー)
『幸せを科学する』(大石繁宏)