トラブルは10年間で4割増

相続をめぐるトラブルは年々増加しつつある。相続が発生すると、相続人は遺産分割協議を行い、誰が何をどのくらい相続するのかを話し合う。なかには話し合いがまとまらないこともあり、家庭裁判所の審判や調停にゆだねるケースが多くなっているのだ。

司法統計によると、このような遺産分割事件の新受件数は、2012年に1万5000件を超えている。10年前の02年には、約1万1000件だったことを考えると、約4割の増加となる。

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基礎控除の縮小

相続にまつわるトラブルは、今後さらに増加する可能性がある。15年1月以降の相続分から相続税が増税されるからだ。とくに影響が大きいのは基礎控除の縮小(図参照)。これにより、相続税の申告対象者が急増する見込みだ。都市部では“財産は自宅だけ”という場合でも、相続税とは無縁ではいられなくなる。