12期連続で過去最高売り上げを更新するユニ・チャーム。一見すると元気のない国内市場でも、新しい概念を提案してはヒットを連発。驚くべきシェアを誇る同社の強さの秘密は、全社員必携の「社員手帳」にあった。

※第1回はこちら(http://president.jp/articles/-/13892)

ペットの“4大潮流”に乗る

代表取締役社長執行役員の高原豪久が指摘した成長分野のもう一方、ペットケア事業と同社の取り合わせは異色な気がしないでもない。しかし、考えてみれば、長寿社会では、ペットは人間にとって、いっそうかけがえのない存在だ。一緒に生活し、年を経ることで、共生の自覚と相互信頼が生まれ、生活にも張り合いが出る。

(右)ペット用紙おむつ市場が7倍に!
(左)犬の平均寿命、30年で2倍に!

ユニ・チャームが、この分野に進出したのは86年。当時から比べると、飼い犬の平均寿命も14.2歳とほぼ倍になっている。ペットの市場では高齢化、肥満化、室内飼育化、小型化が進んでおり、これは“ペットの4大潮流”と呼ばれる。トイレタリー事業を担当する宇崎秀範は、このトレンドに商機を見つけたと話す。