スキルアップ、転職のためにと、多くのビジネスマンはせっせと本を読む。しかし、「ベストセラーだから」などと盲目的に信じ込む読み方は非常に危険である。

本に啓発されて、入社1年で会社を辞めた

《会社をやめて別のことをしたいのなら、あとはどうなるか、なんてことを考えないで、とにかく、会社をやめるという自分の意志をつらぬくことだ。

結果がまずくいこうがいくまいがかまわない。むしろ、まずくいった方が面白いんだと考えて、自分の運命を賭けていけば、いのちがパッとひらくじゃないか》(岡本太郎『自分の中に毒を持て』青春文庫)

12年前の冬、筆者はこの文章に背中を押され、転職先も決めずに新卒入社の会社を辞めた。以来、フリーライターとして何とか食えてはいるが、「慎重に転職活動をして良き会社に移っていたら、もっと安泰な人生になっていたかも」と振り返ることもある。