名古屋最大の繁華街である錦・栄では、和食と中華・四川料理で一押しの店がある。和食は錦の繁華街のど真ん中・錦三丁目の「懐石 花蝶」。焼き魚とおばんさい盛り合わせ、茶碗蒸し、ご飯(お代わり自由)、みそ汁にコーヒーかシャーベットがついている日替わりランチは満足感が高い。
中華なら、本格的な四川料理を提供する「陳麻婆豆腐店」。名古屋三越のファッションビル・ラシック8階にある。中国四川省の省都・成都に本店を置く店の支店。麻婆豆腐、担々麺、エビチリなど料理はすべて成都と同じ味付けで日本の中華とはちょっと違う。メインを麻婆豆腐とエビチリなどから選択するのと、ハーフ麻婆豆腐とミニ担々麺のセットメニュー1230円がおすすめ。この値段で日本にいながら本場の味を堪能できるのはうれしい。
ゆっくりランチを楽しみたいという人は、事前予約必須だが、本当にうまいフランス料理をおなかいっぱい食べさせてくれるビストロが2軒ある。地下鉄桜通り線の高岳駅と車道駅の中間にある「イノーヴェ」は、前菜、メイン各4~5品(日替わり)から1品チョイスするプリフィクスで、デザート、パン、飲み物がついて1500円~。
もう1軒は、地下鉄名城線・上前津駅近くの「ラ・ペッシュ」。ランチメニューは、前菜(サラダ)とメイン、パン、飲み物で1020円はびっくり。メインは2~3品からのチョイスで内容は日替わり。追加料金でスープ、デザートもある。
やはり最後は名古屋めしを食さないわけにはいくまい。ウナギの仕入れ値が高騰しているひつまぶしは後で触れるとして、山本屋本店や山本屋総本家の味噌煮込みうどんと、矢場とんの味噌カツは値段が高すぎる。いずれも1500円前後から2000円超が標準というから、庶民の食べ物ではない。