社長就任時掲げた目標を事実上撤回!

「2013年度は大きな赤字を計上した。また2014年度も、エレクトロニクス事業の回復遅れにより、中期目標には遠く及ばす、最終損失になる見込みである。エレクトロニクス事業のターンアラウンドは達成できず、忸怩たる思いである。特に、2期続けて最終赤字になることは大変重く受け止めている。期待に応えられなかったことには申し訳なく思っている」

平井一夫・ソニー社長は「徹底した変革に取り組む」と語った。

5月22日に行ったソニーの経営方針説明会は、平井一夫社長の陳謝から始まった。この言葉が示すとおり、ソニーは今、危機的状況にある。しかも、その経営は混迷を極めている。