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線を隔てて、上が株式を売却せずに保有する会社、下が売却する会社。目的変数を0として、判別式から逆算して変数1と変数2の値を計算し、線形近似曲線をひく。

計算結果をもとに、直線を引く

図表7はこの計算結果をもとに引いた直線です。線は目的変数を正と負の境目、つまりy=0として先ほどの判別式から逆算して引きます。

この線が、いわば「稜線」です。線を隔てて上側が「株式を売却せず保有を継続」、下側が「売却」。この線で、まさに命運は決します。

細野さんは、投資先から提供される月次決算データをこの簡便なモデルにあてはめながら各社の株価の動向をチェックし、線に近いところに位置する会社については、より丁寧に事業活動や市場環境の動向を見ていくことにしました。

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