人の心を動かす挨拶とは
挨拶というと、1つ有名な話を思い出します。
挨拶ひとつで、一流ホテルの総支配人兼社長に抜擢された人がいます。ザ・リッツ・カールトン大阪で支配人を務めた林田正光さんです。
57歳のとき、ホテルのオーナーの面談の後、「ぜひ、私どもの社長と総支配人を引き受けてもらえませんか」と、声をかけられました。なぜ自分なのか尋ねると、こう言われたそうです。
「最初の挨拶で決めました」
たった一つの挨拶が、人生を動かしたのです。このエピソードは、ご本人も語られています。その中で、「人生は挨拶で変わる」と言い切っています。
それほど、挨拶は重要なのです。
では、人の心を動かす挨拶とは、どうすればいいのかと思うかもしれません。実は、挨拶の極意があります。とてもシンプルで特別な能力はいりません。けれど、やり続けるには少しだけエネルギーがいります。
「あ」「い」「さ」「つ」の4つの頭文字
挨拶は、次の4つの頭文字で覚えてください。
「あ」 明るく
「い」 いつも
「さ」 先に
「つ」 続けて一言・続きの会話
「なんだ、そんなことか」と思われたかもしれません。しかし、どれだけの人が、これをできているでしょうか。
「明るく」挨拶をする。簡単に思えて、意外に忘れがちです。
「いつも」というのは、マナーの問題ではなく、信頼に影響します。昨日は、元気に挨拶をしても、今日は素通り。すると「この人はムラがある人だな」と受け取られるからです。
「先に」挨拶するから自発的な人と評価されます。同じ挨拶でも、相手からされてから返すのでは、受け身に映るからです。
そして最後が、「続けて一言」です。挨拶は言葉を交わすことが目的ではなく、関係を深めるためのもの。例えば、「今日はいい天気ですね」そんな一言でもいいのです。

