「独自技術の空白」を埋めろ

SKYACTIV-Zが成功すれば良いが、その前身たるSKYACTIV-Xは技術的評価こそ高かったものの販売面では成果を上げることができなかった。

それを考えるとSKYACTIV-Zにすべてを賭けるのはあまりにリスクが大きい。販売・ブランド両面から考えてディーゼルモデルは残しておくべきだったと考える。

逆にどうしても新型CX-5にディーゼルを残せないのであれば、2027年予定のSKYACTIV-Z導入まで新型CX-5の発売を延ばすべきだったと考える。

そうすれば旧型CX-5のディーゼルモデルをそれまで販売できるわけで、「マツダ独自の技術」の空白期間をなくすことができ、ブランド視点からの問題を解消することができる。

中長期的なブランドコントロールが重要

マツダのような規模の自動車会社が生き残るためには、目先の販売よりも中長期的なブランド戦略とブランドコントロールのほうが重要だと思う。

グローバルに強いトヨタ、インドやアフリカといった成長市場に強いスズキを除けば、他の日系メーカーも今までのやり方では規模的に厳しくなっていくだろう。

日系ブランドは商品力があったために今まで明確なブランド戦略無しに存続することができたが、今後生き残るためにはターゲット層を絞り込んだ明快なブランド戦略と、それに基づいた製品戦略・イメージ戦略が重要になってくるはずだ。