症状が出ることは「悪い」わけではない

ここで重要になるのが「自然免疫」です。

自然免疫とは、私たちが生まれながらに持っている、異物を素早く見分け、処理する仕組みのことです。自然免疫がうまく働いている場合、ウイルスが体内に入っても、初期段階で処理され、強い炎症反応を起こさずに済みます。その結果、本人は「何も起きなかった」「風邪をひかなかった」と感じるわけです。

一方で、自然免疫が過剰になったりすると、炎症が広がり、風邪などの症状として自覚されるようになります。ここで誤解してはいけないのは、症状が出ること自体が「悪い」わけではないという点です。