東日本大震災を予測していた人は皆無に近い。まさしく“一寸先は闇”だが、今回あえて専門家に日本経済の5年後(2011年当時)を予測してもらった。

5年後も今と変わらず強みを発揮する会社について、独立系リサーチ会社・TIW代表取締役の藤根靖晃氏は次のように予想する。

「多くの最終製品の生産は中国をはじめとするアジアに主役の座が移っているが、それらの基幹部品や建設機械、工作機械、プラント建設など、依然として日本企業がグローバルに優位に立っている分野は少なくない。このような分野では、5年後も日本企業がいっそう強みを発揮するだろう。コマツやファナック、IHI、三菱重工、川崎重工などがその具体例だが、私が特に注目しているのは油圧機器を手がけるナブテスコだ。帝人製機との業務提携以来、この分野では圧倒的な強さを誇っている」(藤根氏)