少なすぎると「残り物」の印象

「○個限定」というPOPは人をひきつけます。ですが、ただ限定感を出すだけではもはや売れない時代です。来店頻度が低い店が限定品を扱っていたら手にとってみるものの、頻繁に通う店だと、いつ行っても「限定」と謳われた何かがあるから、今買わなきゃという気が起きないわけです。現在は「お店への来店頻度×たまたま出合った商品の限定感」という2つの掛け合わせで、より限定感が生まれる状況ができていると感じています。

効果的な「限定」とはどんなものなのか、少し詳しくお話ししましょう。たとえば、営業時間の半分が過ぎた時点で、そのお店の1日の総来店人数の20分の1ぐらいの数を「限定個数」にして販売してみるのが最適です。少なすぎても「残り物」という印象を与え、かえって売れないこともあるので気をつけましょう。