2011年3月11日。東北関東大震災によってもたらされた惨状は、日本が、太平洋戦争に敗れて焦土と化した姿に重なる。この未曾有の大災害は、まさに、日本の「第二の敗戦」といっていい。

<strong>ジャーナリスト 田原総一朗</strong>●1934年、滋賀県生まれ。早稲田大学文学部卒業。岩波映画製作所、テレビ東京を経て77年よりフリーに。テレビ朝日系『朝まで生テレビ!』『サンデープロジェクト』などテレビジャーナリズムの新しい地平を拓く。『Twitterの神々』など著書も多数。
ジャーナリスト 田原総一朗●1934年、滋賀県生まれ。早稲田大学文学部卒業。岩波映画製作所、テレビ東京を経て77年よりフリーに。テレビ朝日系『朝まで生テレビ!』『サンデープロジェクト』などテレビジャーナリズムの新しい地平を拓く。『Twitterの神々』など著書も多数。

太平洋戦争では、軍部も含めて多くの日本人は、わが国の国力と軍事力を信じ、負けるはずはないと思っていた。しかし、アメリカやイギリスなどの連合国に敗れた。