2008年12月のマザーズ上場以来、SNS「GREE」の会員数が加速度的に増加している。上場の時点で800万人だった会員数は、2009年4月には1000万人の大台へ。さらに9月には1500万人を突破するに至った。釣りゲーム「釣り★スタ!」やガーデニングゲーム「ハコニワ」など、携帯ゲームを前面に打ち出したテレビCMを見ない日はなく、2009年6月の経常利益も対前年比7.1倍という数字を打ち出している。

もともとは田中良和社長の個人サイトとして始まったGREEが、携帯ゲーム配信とSNSを融合させたサービスを始めたのは3年前。会員同士が交流するSNSのほか、ゲーム内のアイテムをポイントの購入によって入手できるシステムなど、ユーザーの支持を集めてきた。