ブドウ糖取り込みが進む仕組み
酢を飲むことで細胞内のAMPK(AMP活性化プロテインキナーゼ)という酵素が活性化されます。AMPKは細胞内のエネルギーセンサーで、活性化されると糖・脂質代謝に関わる多くの酵素や転写因子に影響を与えます。AMPKが活性化されると、GLUT4と呼ばれる筋細胞のブドウ糖取り込み口が細胞の表面に移動し、より多くのブドウ糖を受け入れる体制が作られます。
またAMPKはミトコンドリアの代謝群の遺伝子の発現にも影響を与えて、筋肉が持続的に糖代謝を行うように誘導する作用も示します。同時にまた脂肪燃焼関連酵素も活性化されて脂肪酸分解が進みます。このように酢は細胞内エネルギーセンサーAMPKを活性化することで、短期的な血糖降下作用のみならず長期的な遺伝子発現変化を通じて糖・脂質代謝を健康的な方向にシフトさせる役割を果たします。AMPKは運動でも誘発される酵素で運動プラス酢の摂取は相乗効果を発揮します。
(初公開日:2026年1月9日)


