イスラーム教徒の間で大ブームに

伝説は様々あれど、コーヒー発祥の地がアフリカのエチオピアであることには疑いの余地がないようです。その起源をたどると、そもそも1000年以上前から、エチオピア南西部で暮らしていた部族が、コーヒーの葉を煎じたり、乾燥した果肉を薬にしたり、刻んだ葉を料理に使ったりしていたとか。

その後、14世紀になると、エチオピア東部ハラールという町で焙煎したコーヒーの飲み物が生まれたようです。ハラールは、イエメンやカイロで商いをするイスラーム商人たちが取引を行う商都だったので、ここを中心にコーヒーが広まっていきました。

イスラーム教の聖地メッカを目指す巡礼者をはじめ、スーフィー派の人たちがコーヒーに魅せられたことも影響したようです。コーヒーは、紅海をはさんで対岸のイエメンのモカ港にわたり、メッカやカイロなどを通って北上し、オスマン帝国の都イスタンブールに伝わります。