お金の使い方も投資も「確率のゲーム」

上野:そう。そして、お金を使ったときの評価は「減点法」ではなく「加点法」で考える。期待どおりではなかった部分ばかりを数えると、がっかりしてしまうよね。だから、良かった点を拾いながら「次はこうすればもっと良くなる」という設計図に変換する。お金を使うたびに、次の一歩が洗練されていくわけだ。

ミドリ:でも、失敗したなって思うこともあるよ?

上野:もちろんある。期待と違った、期待が高すぎた、2回目以降は新鮮味が落ちた。人は誰でもそういうハズレを引く。大事なのは、ハズレを「経験資産」に変える姿勢だ。次に似た場面で、同じミスを避ける確率を上げられれば、すでにリターンは得ている。お金の使い方も投資も、結局は確率のゲームなんだ。