まともな人が誰一人いない

サイコパスの竜太郎と縁を切って、ロリカルト教を潰した○○は、結婚を考えた。そして、歌舞伎町で知り合ったイタリア人のハーフと付き合った。

(筆者注:まともな人が誰一人いない)

「イタリア人はちょっと所属したメイド系のコンカフェの店長。面接に行ったらすぐ採用ってなって気に入られた。その日からご飯行こうとか、家に寄ろうとか、そんな感じになった。イタリアっぽい顔なのでイケメンといえばイケメン。顔立ちは濃い。40代後半でだいぶ年上。あるときから帰っちゃだめみたいになって、そこからほぼ監禁。セックスもたくさんした。ATМに連れて行かされて、お金を盗られるみたいな

(筆者注:欲望にまみれた世界は、出会いが必ずマイナスに)

――『歌舞伎町と貧困女子』(宝島社)より

地下アイドル○○の小さなイベントが歌舞伎町で開催され、そこに行ったときの描写です。

短い文章に登場人物がたくさん出てきます。そして、普通の人は誰もいません。ちなみに主役の地下アイドルの名前は○○と伏せました。

筆者が行った時間にはその地下アイドルのファンの男性が数人集い、交流の機会があったので彼らに話を聞くと、全員が童貞でした。彼らは主に40代です。昭和時代から歌舞伎町は遊びと風俗の眠らない繁華街で、40代の童貞が集まるなんてことはありえませんでした。