不満を抱え込んでいた女性の声

「さす九」(さすが九州)は九州という特定のエリアを差別する言葉だという指摘もあった。たしかに、九州の人を他の地域の人間が色眼鏡で見るようなことはあってはならないし、この問題を論じるとき「九州の人間がみんなそうではない」「他の地方にもある傾向だ」という前提は必要だ。しかし、このワードや「じゃあ、あんたが作ってみろよ」のようなエンタメがきっかけになって、普段は黙って不満を抱え込んでいる女性たちが声を挙げることには少なからず意義があるのではないだろうか。

「じゃあつく」の公式YouTubeチャンネルには

「ドラマ見て笑ってたけど、少し冷静になって自分も奥さんに似たようなことやったり言ったりしたことあるって気づいてまじで改めようって思ったわ」

というコメントも寄せられている。

お正月の帰省で現役世代とシニアの接触も増え、親戚の集まりなども多くなるこれからの時期、「これって女性差別では?」と思われるような慣習はぜひ全面撤廃してほしいと、コメントを書き込んだ女性たちに代わって全国の人に呼びかけたい。

【関連記事】
「最後は夫のすべてを奪い、捨て去るつもりです」50代夫や義両親から罵倒され続ける40代妻の壮大な復讐プラン
「労働時間が長くて家事・育児ができない」は大ウソ…最新調査でわかった日本の男性が家事をしない本当の理由
なぜ日本人夫婦の3組に1組が離婚するのか…「価値観の違い」でも「セックスレス」でもない本当の原因
姑に「中卒の能なし」と言われ続けた…嫁入り翌日からイジメに耐えた91歳、「よそ者の嫁」が「村の宝」になるまで
「ADHDグレー」と診断された子どもたちが高確率であてはまる幼少期からの「危険な習慣」