泣くことでストレスを解消する「涙活」イベントが人気

「泣くことで脳のストレスは瞬時に解消される」――その仕組みを利用したイベントが「涙活るいかつ」です。

意識的に泣くことで心のデトックスをはかる文化活動のことです。

いまはみんなで一緒に泣く「涙活」イベントが各地で開催されていて、私の運営するセロトニン道場でも開催しています。

また、社員同士で「涙活」をする企業もあります。一緒に涙を流すことでコミュニケーションが生まれ、共感することで、仲間意識も育まれるのです。

ただし、琴線が触れる場面は一人ひとり違います。泣けるかどうかは、過去に似たような経験や体験をしてきたかどうかがポイントなので、「あの人はこの場面で泣いているのに自分は泣けない」……と思う必要はまったくありません。つまり、体験の違いによるものなので、年齢や性別によって泣けるポイントが変わるのは当然と理解しておくこと。

また、以前に見てクライマックスシーンがわかっていたとしても、涙が出やすい場面では何度でも泣くことができます。

自分だけの「泣きのツボ」を押さえておけば、「涙活」は繰り返し活用できるのです。

「週末号泣」で脳の疲労を解消する

泣いた後は、頭の中を鎮めていくことが大切です。

例えば、映画館でたくさん涙を流してすっきりできても、帰りの電車が混雑でギュウギュウだと、またストレスフルの状態に戻ってしまいます。

しっかり脳を切り替えた後、その効果を持続させたいなら、「泣く・食べる・寝る」が、自然な流れでできるような環境を整えておくことが大切。

そこでオススメなのが、自宅での「週末号泣」です。

好きなだけ泣いた後、お腹が減ったらご飯を食べて、そのまま眠る。

有田秀穂『スマホ中毒からの心のモヤモヤをなくす小さな習慣』(プレジデント社)
有田秀穂『スマホ中毒からの心のモヤモヤをなくす小さな習慣』(プレジデント社)

次の日に仕事がなければゆっくりと朝寝坊ができ、泣きすぎて目が腫れてしまっても、休日なので気になりません。

自分の「泣きのツボ」に合わせた映画や本、音楽などを自由に選べば、泣けるシーンばかりリピートして号泣することも可能……。

こんな形で「週末号泣」すれば、一週間分の疲れが解消できます。涙の効果は一週間ぐらい続くので、また次の週末に涙を流せば、ストレス脳をデトックスするよいサイクルになります。

脳を休めると決めて泣いた後は、存分に休むこと。頭と心がクリアになれば、週明けはベストコンディションでスタートすることができるでしょう。