労働組合の住所は社長の「元社宅」
――谷本社長は、自分たちの事業に違法性があることを認識していながら継続していたのか?
自分たちのやっていることが非弁行為であることは、間違いなく分かってやっていました。民間事業者の場合、退職交渉はできないため、自分たちで労働組合を立ち上げ、手続き上依頼者を一時的に組合員にして、「労働組合からの団体交渉」という形で交渉する形をとっていました。しかし、その組合に実態がなかったんです。
組合の住所は、谷本社長の前職時代の社宅。本来は組合に会社の役員は参加できないのですが、理事長は役員である谷本社長の妻が務めていました。組合の会合も開催せず、組合の銀行口座もない、ペーパー組合のようなものでした。社長が架空の組合員の名を騙って団体交渉していたこともあります。
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