「十分な皇族数」とは何名なのか
ところで、この議論をめぐっては、いまだに不明瞭なことがある。政府の有識者会議は「十分な数の皇族方」を確保する必要性を訴えているけれども、それが具体的にどのくらいの人数なのかが示されていないという点だ。
「何人、どう皇族に復帰するかということは、これは最後の技術論がありますから、運用面に任せられるべきだと思います。(中略)今、われわれは踏み込んで、何宮というようなことを決めるかという時期ではないと思います」――自民党・衛藤晟一氏(令和7年3月10日の全体会議にて)
どの程度の皇族数が望ましいかを、政治家たちは示していない。それでは、識者はどう考えるのだろうか。
一例として、小泉純一郎内閣の「皇室典範に関する有識者会議」で座長代理を務めた故・園部逸夫氏は、「皇室の一体性や皇室経済との関係を考えれば、一つの望ましい数として四系統前後」と述べている(『皇室法入門』167頁)。
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