バレバレだったのに成功したハマスの奇襲

【小谷】ソ連はエイブル・アーチャー83演習の前から西側への猜疑心を抱えていて、1983年9月に大韓航空機をアメリカの偵察機と誤認して撃墜してしまいました。

リヤン作戦の際はたまたま、シュタージ(かつて存在した東ドイツの諜報機関。KGBとも連携)がNATO本部にドイツ人スパイ、レイナー・ルップを潜入させており、NATOで対ソ軍事作戦が進んでいるかを確認したら「とくに何もない」という返答だったので、「戦争はない」という判断につながっていきます。

【小泉】ハマスは2007年に武力行使でガザ地区を掌握しようあくし、以降、実効支配を続けてきました。そしてイスラエルに対して民間人を巻き込むテロ行為を繰り返してきた。ですからイスラエル側は、ハマスに対して厳しい監視や通信傍受を行なっていたはずです。