「若者の価値観の変化」は本当なのか
もちろん、結婚して子どもが生まれても自分のキャリアを優先したいという人もいるでしょう。それはそれで結構です。しかし、専業主婦すべてが不本意ながらキャリアを諦めたわけでもなく、逆に「仕事よりも子育てを優先したい」と願う人も存在します。また、当初は両立を図ったものの「仕事と子育ての両立はハードすぎる。結局どちらも中途半端」という経験を経て専業主婦を選択した人もいることでしょう。夫の仕事上の都合(出張や夜勤、長距離ドライバーなどどうあっても妻が家にいる必要がある)で、専業主婦にならざるを得ない夫婦もいます。
個々の事情は様々なのに、冒頭のおおざっぱな区分で「共働き夫婦が増えているのは、仕事も家庭も両立したいという若者の価値観の変化だ」などと言う雑な有識者もいます。大体、最近の若者は本当に「仕事も子育ても両立したい」と思っているのでしょうか。
ソニー生命が実施した2022年「女性の活躍に関する意識調査」では、「本当は専業主婦になりたい」という設問に対して、20~60代女性全体では33%が「そう思う」と回答していて、これは2015年以降ほぼ変わりません。一方、「今後バリバリとキャリアを積んでいきたい」とする割合は35%で、専業主婦派とバリキャリ派はほぼ同割合です。
ここから先は無料会員限定です。
無料会員登録で今すぐ全文が読めます。
プレジデントオンライン無料会員の4つの特典
- 30秒で世の中の話題と動きがチェックできる限定メルマガ配信
- 約5万本の無料会員記事が閲覧可能
- 記事を印刷して資料やアーカイブとして利用可能
- 記事をブックマーク可能
