「創価学会による公明党支援」の意外な実態

まず大前提は、自公連立は世界的に見てもうまくいきすぎた「強力すぎる連立」だったことだ。

公明の支持母体である「創価学会の組織票」と聞くと、信者が特定の司令や指示を聞いてロボットのように票を入れるという単純なイメージを持たれがちだが、実際の選挙では実務が大きなウエイトを占める。国政選挙では、特に与党陣営に協力する信者による票の掘り起こし、そして卓越した票読みがかなりの力を発揮した。

私も取材で何度も目の当たりにしたが、熟練した創価学会の選挙スタッフほど小選挙区単位の読みでなく、「この学区(小・中学校の区割りのこと)はまだ想定の何票ほど足りないが、最終的には何票は出る。だから、最終的に与党候補Aは何票、野党候補B、Cは何票……」といった話をする。