さらに、2025年から2030年の間に現在のスキルの39%が「古びたもの」になると指摘されており、仕事が減るのではなく、変容し、それに伴い求められるスキルも変わるということだ。

この世から消滅した「活動弁士」は今

弁士という職業をご存じだろうか? 弁士は「活動弁士」とも呼ばれ、明治29年当時、音声がなかった初期の映画に弁士が映画の流れに合わせて解釈を加えたり、セリフを代弁したりして演出を行っていた。

老朽化した劇場の座席
写真=iStock.com/joshblake
※写真はイメージです

娯楽が限られていた戦前には弁士は人気だったが、映像に音声が入るトーキー映画の普及により、多くの弁士は廃業を余儀なくされた。しかし、その中には優れた話術を活かして紙芝居やラジオ司会者へと転身した者もいた。