周縁に追いやられた坂口氏を救った人
日本で研究を続けるためには、着々と「偉くなる」必要がある。研究室の中で教授の下について助手になり、ステップアップして教授に、というルートが当時でも支配的だった。しかし「変な研究」をしている研究者はそのルートを歩めない。
かくして周縁に追いやられた当時の坂口氏を救ったのは、アメリカの奨学金だった。8年間給与つきで研究費が支給されるという、当時としても羽振りの良い奨学金を得ることに成功したのだ。
加えて、イーサン・シェバックという学界の大物が、坂口説を支持してくれるようになった。シェバック氏は抑制性T細胞については有名な「アンチ」であったそうだが、坂口氏の研究を追試したところ再現されたため、支持派に転じたのだという。
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