息子のために、通勤片道2時間半の田舎に引っ越しを決めた父

生まれは東京都練馬区。両親と姉との4人家族で、物心がつかないうちから生き物が大好きだったという。

「いちばん古い記憶は、自宅前でクロヤマアリ(東京で最も一般的に見られるアリ)が巣に出入りしているのを面白そうに見ていたこと。ベビーカーと虫取り網が一緒に写っている写真が残っているので、本当に小さな頃から生き物が好きだったみたいです」

ほどなくして、一家は茨城県古河市へ引っ越す。渡良瀬遊水地の近くに広大な雑木林が広がる、自然豊かな場所だ。ここで鈴木さんは小学4年生までの幼少期を過ごした。コオロギ、ダンゴムシ、カナブン、バッタ、カブトムシ、クワガタムシ、カニ、ナマズ……。さまざまな生き物をつかまえてきては、自宅で観察した。