「ここは騒いでも大丈夫ですよ」と伝えるワケ

診察室でも、騒いでいるお子さんに、親御さんが「やめなさい!」と声を荒げ、子どもが「ごめんなさい」と(とりあえず)謝る場面を見ることがあります。でも、しばらくするとまた同じ行動が繰り返されるのです。一時的に収まっても、解決になっていないことがほとんどです。

そんなとき、私は「ここでは騒いでも大丈夫ですよ」とお伝えしています(ただし、クリニックでも入ってはいけない場所があるので、そこはきちんと伝えます)。

とくに多動や衝動傾向の強い子は、診察室にある長イスに寝転がったり、足で壁を蹴ったり、長イスの上に立ち上がったりすることもありますが、そのときも叱りません。「座れるかな?」「話はできそう?」などと声をかけたり、ときには寝っころがったまま話を聞くこともあります。