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会津の漆塗りが欧州で受け入れられた理由~会津若松市・坂本乙造商店
磯辺剛彦教授(左)と坂本乙造商店の3代目社長、坂本朝夫氏(右)
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坂本社長が見出した漆加工技術に、大手メーカーの引き合いが絶えない。独ライカ社の限定生産カメラ(左、95年)、シチズン製腕時計の文字盤の横に施された漆玉(中、96年)、フォスター電機製ヘッドフォンは木製の高級品(右、11年~)
坂本朝夫社長。400年超の歴史を誇る会津漆器の技術を工業製品に生かすチャレンジを続けている
酒盃に菊の紋を施す。明治神宮で執り行われる結婚式の「誓盃の儀(三三九度)」で用いられる
【坂本乙造商店】本書所在地:福島県会津若松市大町 従業員数:30人 社長:坂本朝夫、1950年生まれの3代目。上智大学理工学部卒業 沿革:1900年創業、非上場。漆の精製、漆器卸の専業から、工業製品のOEM、装身具、装飾品、かばんなど独自の製品製造へ業態を変更した。2005年経産省「ものづくり日本大賞」受賞。15年6月期は売上高2億円。
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