ドアや壁、窓に防音性をもたせる
この悩みを解決するには、各居室のドアや壁、吹き抜けに接する窓に防音性をもたせるといいでしょう。
ドアには開き戸と引き戸がありますが、引き戸はすき間ができやすいので、寝室や子ども部屋は開き戸にしたほうがよいと思われます。
防音ドアが設置できればなおよしです。
「広いLDK」は本当に必要か?
LDKはできる限り広くしたいと考える人も多く「LDKは24帖以上にしたい!」といった要望も多くあります。
ここで一度立ち止まって、つぎのことを自分に問いかけてみてください。
「キッチンのタイプは?」
「ダイニングテーブルのサイズは?」
「リビングの配置は?」
たとえば、「4人家族、対面キッチンで、ダイニングテーブルは150cm×90cm、リビングには2人掛けのソファーとテレビを置きます」などと考えます。
これを長方形の図面にしてみると、16帖でも十分ゆとりのあるLDKだとわかるでしょう。
つまり、必要なサイズより8帖も多めに考えていたわけです。
「広くするぶんには問題はない」と思われるかもしれません。
もちろん、はっきりした必要性があるなら別ですが、「広々としたリビングが夢だった」という漠然とした考えであれば、再検討したほうがよいでしょう。
部屋を広くすると開放感は得られますが、暮らしはじめてからさまざまなリスクやデメリットを感じることもあるからです。