65歳までの12年間、年収550万円稼ぎ続ける必要がある

65歳まで働くとすると、あと12年で手取り5270万円。

1年あたり、約440万円の手取りが必要です。

手取り約440万円を稼ぐためには、給与年収550万円程度が必要です。

会社に残っていたら稼げていた金額ですが、無職の今聞くと大きな金額に感じられます。

ちなみに、早期退職をして年収が下がると、将来もらえる年金額も減ってしまいます。

写真=iStock.com/takasuu
※写真はイメージです

事前に、これだけの収入が必要だとわかっていたら……。

どんな仕事につけばいいのか、起業してこれだけの金額が本当に稼げるのか、などなど慎重に検討したはずです。

「早期退職」は、こうしたリスクを把握して決めるべきなのです。

是非、みなさんもご自分の場合にあてはめて、考えていただきたいと思います。

この試算は、早期退職に限らず、60歳で退職後どうすべきか迷っている方にも使えます。

もし、稼ぐ必要のある金額(④-①)がゼロ以下なら、早期退職をしても生活に困ることはなさそうだということ。そうでなければ、今後どのくらいの稼ぎでいつまで働けばいいのか、資産運用も含め、不足分をどう作るのかを考えていただければと思います。

関連記事
「55歳年収750万円」が「56歳年収200万円」に…定年した自衛官を襲う「再就職先がない」という知られざる事実
4000万円の早期退職金か働き続けるか…決断を下す前に必ずしたほうがいい1本のペンでできるリスク回避法
実は賃貸に住む建築家が多い理由…プロがこっそり教える「住宅会社が絶対に言わない"住まい"の真実」
「血液型で病気リスクがこんなに違う」O型に比べ脳卒中1.83倍、認知症1.82倍…という血液型とは何か
「今から行くから待ってろコラ!」電話のあと本当に来社したモンスタークレーマーを撃退した意外なひと言