牛肉は2年近くも食べていない

月々の支出はどうかというと家賃、水道光熱費、社会保険料、医療費などを合計すると10万円超。食費その他を2万7、8000円でやり繰りしている。

「食費は1万8000円が上限。これ以上は絶対に使わないようにしています」

お米、味噌、醤油などは実家から送ってもらっているので助かっている。

「買い物はとにかく安いもの、これが絶対条件です。ギフトの解体品なんかも買うし、缶詰は凹んでいるものや缶のプリントが少し剝がれているワケあり品を激安で買っています」

100グラム入りのインスタントコーヒーが188円。缶入りの野菜ジュースは19円という具合に。

「電気代を節約するためにご飯は一度に5合炊きます。これでお茶碗10杯分になるんです。間にうどん、そば、パスタ、食パンを組み込むので1週間分になります」

おかずの7大レギュラーは99円の鯖の味噌煮、鰯の蒲焼きなどの缶詰、1袋29円のもやし、1個47円のコロッケ、54円のレトルトカレー、3パック68円の納豆、9個98円の餃子、8本108円のウインナーなど。

「お肉は鶏のムネ肉ばかりです、特売だと100グラム38円で買えますから。あとは100グラム78円の豚ひき肉。牛肉は2年近くも食べていませんね」

食材費は毎日300円程度。栄養バランスや安全は二の次、三の次

食事は質素の一言に尽きる。昨日は何を食べたかというと、11時頃にブランチでご飯2膳、鰯の丸干しを1尾、ゆで卵を半個。

アルバイトに行く前にもやし3分の1袋を入れただけのインスタントラーメン、残しておいた半分のゆで卵。ラーメンスープはマグカップ1杯分残しておいた。

写真=iStock.com/Yuto photographer
※写真はイメージです

「夕飯は0時近くになってからで、買い置きして冷凍しておいたメンチカツ1枚とオニオンスライスに中華ドレッシングをかけた和え物、温め直したラーメンスープでした」

食材費は毎日300円程度。栄養のバランスだとか食の安全は二の次、三の次だ。

「今のところは体調不良にはなっていません。だけど安い炭水化物主体の食生活なので体重が増えています。血色も良くないし肌荒れがあるのでいい状態ではないみたいです」

倹約は食費だけでなく電気代も。

「12月に入ってからブレーカーを頻繁に落としています。冷凍庫に入っている食べ物がカッチカチに凍っているのが前提ですけど」

就寝するときにブレーカーを落とし、起床する8時頃まで通電していなくても冷凍庫の食品が溶けていることはなかった。

「夕方に出かけるときも電源をオフにします。帰るのが11時くらいなので5時間だから何の問題もありませんよ」

電源を切っている時間は毎日10~12時間。3月一杯ぐらいまで続けるつもりだ。

「以前は毎月の電気代は5500円前後だったのですが、半日近く電源を切っているので4000円かからないんです。夏は食べ物が傷むから無理ですが」