指原の冷静かつ強い覚悟を秘めた発言

ほとんどの出演者が鉛のように口を重くする一方で、その日唯一の女性コメンテーターだった指原莉乃は毅然とこう言い放ったのでした。

「淳さんがおっしゃっているように本人たち以外がやったやってないっていう話をしたりとか、じゃあ女性がついていったのが悪いんじゃないかっていう話をネットが今してるじゃないですか。それがそもそも一種のセカンドレイプなんじゃないかって私は思うので。そういうのが早くなくなればいいなというか、裁判するかもしれないってことなのでその辺は、やったやってないはそこでお話しするべき」

スン……と独特の緊張がスタジオに走ったことを察知したMCの東野幸治が「週刊文春も二の矢っていうんですか、年明けて発売する時にそういう記事がまた出るのかってところも……」と話題を終わらせようとしたところを遮り

「8年前のことっていうニュアンスも私はすごくよくない風に感じていますね。時間が経っても同じように扱うように思うので。被害者とされる方に常に寄り添ってもらえるような雰囲気になったらいいのになって思います」

指原莉乃はそう締め括ったのでした。

この時の指原の、冷静でありながら強い覚悟のようなものを秘めた発言を聞き、私は思い出していました。