実は、妻を「昭和妻」に変えないための方法がある。それは「愛情メンテナンス」だ。

昭和妻たちも、最初から夫を「給料運搬人」と見なしているわけではない。まず第一子誕生時に、「子育てを手伝ってくれなかった」という理由から関係が悪化。「ありがとう」や「おいしいね」という言葉も交わされなくなり、会話や食事、セックスなどの回数が減る。第二子誕生後には、もう「あきらめ」が入り、一見、平穏だが、もう夫は「何も期待できない給料運搬人」と見なされている――。

子供ができた後、欧米の育児書では夫婦としての新しい関係の構築にページを割くが、日本の育児書には子育ての方法しか書いていない。結局のところ、結婚後の「結婚維持活動」を怠れば、どんなに控えめで尽くし型だった妻も「モンスターワイフ」となる。取材した「セレブ夫」たちは「セレブ妻」に愛されていた。

「愛される夫」になることこそ、妻を「最強の味方」にする唯一の方法なのだろう。

※すべて雑誌掲載当時

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