検挙されても戻ってくるケースも多い
坂本さんは夜回りの途中、女性にワッフルを差し入れるため、コンビニに立ち寄った。開始から1時間が経過した午後10時になると、客引きをする女性が増えてきた。一仕事終えてホテルから戻ってきたり、新たに来たりしているのだろう。筆者が話しかけた街娼の1人は、「終電までいる」と明かした。
坂本さんによると、警察は制服、私服警察官による検挙を定期的に実施している。その直後は女性の数は多少減るが、しばらくするとまた増えているという。いたちごっこが続いている状態だ。ニュースになった女性教師のように、検挙されても戻ってくるケースも多いという。
これから寒い冬風が吹くようになっても、女性たちが路上からいなくなることはなさそうだ。
そんな彼女たちがいる大久保公園から東京都庁までの距離は、わずか2キロにも満たない。