天才IT大臣として世界が注目する台湾のオードリー・タン(唐鳳)。今回のコロナ禍でもマスク在庫マップで存在感を発揮した彼女に、日本に向けたデジタル化のヒントを取材した。
デジタルファーストでは、うまくいかない理由
――台湾は新型コロナウイルスの感染拡大をいち早く封じ込めました。その中でタンさんはデジタル担当大臣として、ITを駆使したコロナ対策に取り組んでこられたそうですね。
台湾が感染拡大阻止に成功した一因には、2003年に流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)の経験があります。当時、台湾では73人の犠牲者が出ました。これを教訓として、政府にも国民にもパンデミックに備えようとする意識が共有されていました。
今回も、政府は早い段階で中国からの訪問禁止など水際対策を徹底しました。国内では民間企業にマスクの増産を要請し、それをすべて買い上げて国民に行き渡るようにし、当初はコンビニやドラッグストアで1人3枚までマスクを購入できるようにしました。しかし、複数のコンビニでマスクを買う人が出てきて、すぐに品切れを起こしてしまったのです。
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