他人の評価と関係ない「やってみたい」こと

【40代女性のやりたいこと事例】

海外旅行に行って、現地の歴史を知る、現地の人たちと話す/温泉めぐり/ガーデニング/テニス三昧/ドライブ/趣味として写真を撮る(風景)/山登り/城めぐり/カラオケのレッスン(ボイストレーニング)/心理学の勉強/簿記の資格取得/スポーツジム通い/読書(小説)/ウクレレ教室に通う/舞台(映画)鑑賞/ペット(犬)を飼う/パワースポットめぐり(神社・仏閣)/英会話学校入学/ペン字/水彩画の通信講座

そして、書き出した項目を見ながら、自分自身に質問してみるのです。「このなかで、誰も見ていないところで、1人ででもやってみたいと思えるのは何だろう」と。こう自問自答するのは、人の評価と関係のない項目を抽出するためです。

「自分のやりたいことだと思っていることが、実は人に評価されたい、認めてもらいたいために、それをやりたいことだと思い込んでいる場合がある」

人から評価されたいと思ってやると、あとで行き詰まります。だから、まず「人の評価と関係ないこと」を見つけることが重要になります。

人の評価が気にならないということは、それがうまくいこうがいくまいがやりたいということ。成功しようが失敗しようが関係なく、それ自体をとにかくやってみたいと心から思えることです。

【考え方のヒント】
→他人の評価や結果に関係なく、やってみたいことを見つけて実際にやってみる。

※本記事は書籍『感情は「5秒」で整えられる』からの抜粋です。

鈴木雅幸(すずき・まさゆき)
心理カウンセラー、企業研修講師、元スクールカウンセラー。
昭和42年、東京生まれ。専修大学卒業後、経営コンサルタント会社に入社。その後、いくつかの職を経験し、一念発起して、トラックドライバーからカウンセラーに転身。心理カウンセラーとして、これまでの12年間で4000回以上のカウンセリングを実施。また、企業研修講師として一部上場企業や中小企業の社員教育を実施。さらにはスクールカウンセラーとして教職員の研修、保護者への講演と教育相談、児童のカウンセリング(1000回以上)を行い、不登校・いじめ・学級崩壊の問題に取り組んだ。現在もカウンセリングを続けながら、私塾「臨床カウンセラー養成塾」にてカウンセラーの育成を行う。また、一般の人たち向けに「カウンセリング」「自信を深める」「人間関係」などのテーマで勉強会・講演を開いている。
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