実質利回り32%が見込める!

不動産投資家 紺野健太郎氏

「私は、毎月1週間ほど海外旅行をしているほどの旅好きで、Airbnbのことは以前から知っていました。ここは横浜にもほど近く、近所には雰囲気のいいカフェもあるなど環境は抜群。建物はかなり傷んでいましたが、古民家風に改装すれば外国人に喜ばれる“プチ旅館”になるのではと考えたのです」(紺野氏)

トタン張りの外壁は土壁風に、畳と障子・ふすまをすべて新調し、風呂には大きなガラス戸を入れ夜景が見えるようにした。キッチンには大きなシンクと電磁調理器を設置。物置は茶室に改造、ガラス戸や照明具は古民具店で同時代のモノを探してきて取り付けるこだわりよう。改装費用は約500万円、家具家電や諸費用にも約100万円をかけた。

「この物件に投じた費用は総額で約1100万円になります。宿泊費を1泊2万円×30日×70%稼働×運営費30%とすると、月額30万円の利益が見込めます。年間利益360万円/投資総額1100万円で、実質利回りは32%になる計算です」(紺野氏)

およそ3年半で投資額が回収できるという、不動産投資としては理想的な利回り。もちろん、それだけの宿泊客が利用してくれればの話だが、紺野氏は「勝算は十分あります」と言い切る。その根拠にあるのは、訪日外国人観光客の急激な増加と首都圏の宿泊施設不足だ。