球児の母の役割の変化

“あくまで選択肢のなかの1つ”になった野球が選ばれにくい要因は他にもあるようだ。「バスケには新しいスポーツとしての魅力を感じる」という声もある。日本バスケの頂点に立つBリーグ人気が高まっている影響だろう。Bリーグは2016年に発足以来、若い層や女性者層を中心に入場者数が約2倍に成長している。

ともあれ、身に着けるものや、用具が多いことが、野球の入り口のハードルを高くしているのは間違いないだろう。

「子供が(本格的に)野球をするには親の覚悟が必要」。そんな話もよく耳にする。ただ、半世紀以上前から「高校野球の母」は“戦っていた”。あくまで部活のひとつであるが、高校野球は当時、もしかしたら、いまよりもっと「特別」だったかもしれない。